インタラクション2018にてデモ発表してきました

インタラクション2018にて「少人数教室を想定した没入型授業動画システムの提案」という研究をデモ発表してきました。

内容

生徒がネット配信された講義映像を視聴し,低価格で学習を行うことができるオンライン授業が普及しつつある.しかしこの授業形態は,講師と生徒同士が授業と並行して質問や議論をその場で行うことができず,講師は通常の授業のように創発的な授業が作り出せないでいる.また,オンライン授業は手軽に受講できることから,生徒の学習へのモチベーションが持続しにくい.そこで,本研究ではこれらの問題を解決する授業動画撮影手法と,それに適した没入型授業動画システムを提案する.その中では社会的促進といった社会的影響を参考に,視聴者が活発に授業に参加する生徒を認識することで,同調効果が高まり,学習へのモチベーション持続に貢献すると仮定している.この仮定より,本提案システムでは少人数の生徒を含め講義授業の撮影を360度カメラで行っている.しかし,360 度カメラで撮影した映像をそのまま視聴するだけでは,スライドを映したデバイスの映像を認識することが困難であることから,本提案システムでは,動画上からスライドを画像にしたものを貼り付けることで,その問題点を解決した.さらに,音声でメモを取る機能,動画再生位置をスキップする機能を構築した.

卒論の概要から大体抜粋してきましたw
ざっくりゆうと、講義動画配信サービスの続けにくいといった問題点を解決するために、仮想的に一緒に授業を受ける生徒を表示すれば、同調効果で学習意欲が向上するのではないか?という研究をやってます。
仮想的に他の生徒をだすのにVRを使用しているっていう感じです。

感想

〆切10分前ぐらいに提出したのと、〆切日がクリスマスっていうことから、めちゃくちゃ思い出に残ってますw
とりあえず、出せてよかったのと、初めての学会デモ発表をして、偉い方からいろいろと意見を頂いたり議論したりして、めちゃくちゃ刺激になりましたw
それと、学内で学会だしてる子が沢山いたので、そういう人とも交流できたし人脈が広がった感じがします。

いままでVRの面白さに気づけないまま、VR関係のことをやっていたのですが、
仮想的にアバターを出して体験者の意見を変えさせたり、触覚に変化を及ぼしたりと…
そういう人間の認知、心理現象を変化させるツールとしてVRを使うのはなかなか面白いのかな~と思い始めましたw
私はどちらかというと、人間の心理状況を変化させることに興味があるので、今後もこの研究を続けていければいいなと思ってます。

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